ひとくち健康メモ ≫ 汗と水分補給
日差しが強い季節、気温の上昇することに伴い多くの汗をかくようになります。汗をかくことは、私達が生きていく上でとても大切な役割をしています。




     
暑さにさらされたり、運動によって体の中に多くの熱が生じると、汗腺機能が活発になり、汗を出すことで熱を放出し体温を下げる働きをしています。
ふだんでも、皮膚から常に水分が蒸発し、また呼気からも水蒸気として、体内の水分が蒸発しています。この時、熱も一緒に放出され体温が一定に維持されています。
     
夏は汗をたくさんかいて、意識的に汗腺を鍛えましょう。
体温調節中枢は暑さに対する反応を高め、発汗量を増やすようになり、暑さに対する耐性が高まってきます。
最近では、暑い夏も冷房の効いた部屋で過ごすことが当たり前になり、急に暑い戸外に出てもすぐに発汗しにくくなることもあります。
ひどい場合は、熱が体内にこもってしまい、「熱中症」を起こすこともあります。
     
たくさん汗をかいたら水分補給を忘れてはいけません。汗には、ビタミンやミネラルが含まれていますので、脱水症状になると体の様々な働きが正常に保たれにくくなります。
水分は食事からも摂取出来ますし、食べ物の代謝の時に体の中で作られる水分もあるので、バランスの良い食事をしていれば、平均で1日約1.3〜1.5リットルの水を飲めば良いと言われています。
喉が渇いたと感じた時が水分補給のタイミングです。水、お茶を少量ずつ、こまめに飲みましょう。