ひとくち健康メモ ≫ 活性酸素




     
呼吸によって体内に取り入れられる酸素の内、大半は体外に排出されますが、一部は活性酸素となります。
活性酸素は非常に強い酸化作用があるため、本来は体内に侵入したウィルスや細菌を殺菌したり無害化しますが、大量に産生されると体内の物質を手当たり次第酸化しようと働くため、正常な細胞にもダメージを与えてしまい、病気や老化を引き起こす要因となります。
     
肝臓は活性酸素が多く発生しやすい臓器です。肝機能の低下により疲れやすくなります。
活性酸素がLDL(悪玉コレステロール)と結びつき、酸化LDLとなり血管の膜に溜まり、血管の内側を狭くします。
紫外線に当たると皮膚に大量の活性酸索が発生します。この活性酸素がメラニン色素の形成を促進し、シミ、シワの原因になります。

     
私達は活性酸素の害を防ぐために、もともと体内に酸化を防ぐ酵素を持っています。
しかし、この酵素は年令とともに出す力が弱くなっていきます。そのため、体内に出来てしまった活性酸素をなくすには、抗酸化ビタミン(緑黄野菜)を摂るとともに、適度な運動をするよう心がけましょう。